雨漏りの瓦屋根を修理をする場合、素人レベルの極端な例では、割れた瓦のみを差し替えただけで、修理とする場合もあると思います。
しかし、この対処は応急処置のレベルであり、雨漏りにおける修理レベルとしての作業は、瓦を差し替えた下の状態を確認し、何らかの手を加える必要がある事がほとんどです。
つまり、瓦の下にはルーフィングと呼ばれる、瓦から漏れて来た雨水の侵入を防ぐ、下葺き材が施工されており、更にその下には屋根の下地である野地板が張られています。
つまり、屋根材にどのような種類が使われていても、この下葺き材の状態確認、その状態如何での野地板の確認が必要となります。
よって、その結果次第で、それぞれの交換や補修作業を経て、屋根材を再度施工して行く為、常に追加費用の可能性を考えておく必要がありあます。
さて、瓦屋根の修理の続きですが、瓦下の下葺き材を剥がし、一番下にある野地板を確認、その状態によっては交換作業まで必要となります。
結果的に、その範囲は瓦1枚や2枚の面積で終わりませんから、10万円〜25万円の修理費用が掛かります。そして先に書いたように、野地板の状態如何では、追加費用も発生します。
次に、瓦に比べて約半分の重量のスレート屋根の1種、平板カラーベストの雨漏りの場合、その部分だけの張り替えと言う分けには行かず、かなり広範囲で下葺き材の補修を要する為、修理費用は25万円〜30万円、更に野地板にカビや腐食などが見られれば張り替えが必要となり、追加費用が必要となります。最後に、高い防食性が特徴のガルバリウム鋼板の場合、雨漏りの原因は、下葺き材に問題がある事がほとんどで、かなり広範囲の補修、交換が必要となります。
その修理費用の目安は50万円〜75万円と高額で、更に野地板にカビや腐食などが見られれば張り替えが必要となり、総修理費用は、この3例の中でも一番の高額となる率が高くなります。
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屋根の種類ごとの雨漏り修理費用の平均価格
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